トレ・ジョンソンがデイビスに「今日はトップ75じゃなかった」と練習で発破
ウィザーズのアンソニー・デイビスが練習中にルーキーのトレ・ジョンソンから「今日はトップ75じゃなかった」と声をかけられたエピソードを語り、チーム内の競争意識を歓迎した。
ウィザーズのインタビュー(2026年10月22日)でアンソニー・デイビスが語った
チームウィザーズ

Washington Wizards インタビュー(2026年10月22日配信)でアンソニー・デイビスが開幕戦の復帰を語った。
9か月ぶりの実戦となった一戦で34得点を挙げてウィザーズを勝利に導いたデイビスが、チーム内の雰囲気、第3クォーターの爆発の要因、第4クォーターにあえて戻らなかった判断、そしてトレイ・ヤングとの初共演について振り返った。
デイビスにとって開幕戦は9か月ぶりの実戦復帰だった。試合後のインタビュー冒頭から、コートに戻れた喜びを率直に口にした。
「リアルな試合に出るのは9ヶ月ぶりだったんで、コートに戻ってこのみんなとまた競い合えたのは本当に嬉しかった」
— アンソニー・デイビス [00:00]
34得点を記録したこの試合で、とりわけ印象的だったのはマイルズに対するアンドワンの場面だった。記者からあの瞬間の心境を問われると、デイビスは「ゲームの流れの中での感情的な瞬間だった」と認めた。得点後にコート上でダップを交わし、トレイ・ヤングのもとへ駆け寄った一連の動きには、長いブランクを経て戻ってきた選手の感情がにじんでいた。ただし、デイビスはすぐに冷静な表情に切り替えた。
「今夜を見て、AJがいなくても、今年のウィザーズは去年とは違うチームだというのを多くの人が感じてくれたと思います」
— アンソニー・デイビス [02:51]
トレイ・ジョンソン(AJ)が不在の開幕戦でも勝てたことに手応えを感じつつ、3ポイントの被シュートやディフェンス面にはまだ改善点があると振り返った。「勝ちながらミスが出るのは悪いことじゃない」としながらも、「継続して良くなっていかないといけない」と1勝で浮かれることを戒めた。
記者からは、練習中にトレイ・ジョンソンが「トップ75の練習ができてない」と冗談を飛ばしたエピソードについて質問が飛んだ。試合中にその話はなかったとデイビスは答えたが、第3クォーターに一時的にリズムが落ちた場面でAJが「めちゃくちゃコートに出たがってて、あれこれ言ってきた」と明かした。デイビスはこうしたやり取りをチームの強さの証だと捉えている。
「タイムアウトを取ったら、今夜はバブが来て、『もう一段階上があるよな、見せてくれよ』って言ったんです」
— アンソニー・デイビス [00:48]
バブからの一言がきっかけとなり、デイビスは第3クォーターだけで34得点中18得点を叩き出した。その爆発の背景について聞かれると、ガード陣がアドバンテージを作ってくれたことと、早い段階でボーナス(チームファウル超過)に入れたことを挙げた。
「ガード陣が僕のためにアドバンテージを作ってくれたし、早い段階でボーナスにも入れた。だから積極的に行けたんです」
— アンソニー・デイビス [01:56]
相手のビッグマンはファウルしやすいと分かっていたため、積極的にフリースローラインに行くことを意識したとデイビスは説明した。ミスマッチを見つけてラインに立ち、フリースローを決めて波に乗るという組み立てが、第3クォーターの大量得点につながった。
通常であれば残り7分前後でコートに戻るデイビスだが、この試合の第4クォーターはベンチに座ったまま試合を見守った。控え選手たちがディフェンスでしっかりストップを取り、シュートも好調で、第4クォーターの失点を23点に抑えていたからだった。
「ディフェンスもよくて、シュートも決めてたんで、リズムを崩したくなかったんですよ」
— アンソニー・デイビス [07:12]
エースが自分の出番よりもチーム全体の流れを優先した判断だった。オーナーのテッド・レオンシスが試合前に「デイビスはNBA全体で過小評価されていることへの反骨心を持っている」と語った件については、デイビスは深く取り合わなかった。
「バスケットボールができて、ここにいられるだけで幸せなんですよ。外野が何を言ってるかは関係ないし、気にしてないです」
— アンソニー・デイビス [05:04]
過小評価への反発よりも、バスケットボールができる喜びそのものが原動力だと簡潔に受け流した。ホームの観客の盛り上がりについては、接戦の時間帯にエネルギーをもらってリードを広げられたと感謝しつつも、率直な本音を口にした。
「正直に言うと、あとちょっと満員に近かったらよかったかなとは思いますけどね」
— アンソニー・デイビス [05:26]
昨年の移籍直後のホーム初戦は空席が目立ったことにも触れ、「みんなが来てくれてる、どんどん良くなっていく一方だと思います」と、これからアリーナが埋まっていくことへの期待をにじませた。

トレイ・ヤングとのレギュラーシーズン初共演について聞かれると、デイビスはその効果を即座に実感していた。ヤングにはディフェンスがダブルチームで付くため、周囲の選手にスペースが生まれる。ボールハンドリングを複数の選手で分担するアプローチについても、6〜7人がボールを運べるのはチームの強みだと語った。
「チームの中にボールを持ててコートを運べる選手が6人も7人もいるのは、当然ながらラグジュアリーですよ」
— アンソニー・デイビス [04:17]
ヤングへのプレッシャーが強まっても、アレックスやデイビス自身、キショーンがボールを受けて持ち上がれるため、オフェンスが停滞しない。誰がボールを運んでも「きちんとした時間でオフェンスに入れるなら構わない」とデイビスは言い切った。ヤングのパス能力とバスケIQへの信頼は、初の公式戦を経てさらに確かなものになったようだった。
「ボールを持てる選手にダブルチームを仕掛けたとき、あれだけパスが上手くてIQが高いトレイ・ヤングなら、相手を切り刻んでいきますよ」
— アンソニー・デイビス [07:49]
デイビスやDA、アレックス、キショーンが正しいポジションに入ってパスコースを作れば、ヤングがディフェンスを崩してチャンスを生み出すという形が見えた開幕戦だった。金曜日の次戦に向けて、デイビスは「フィルムを見て、もっと良くなる方法を見つける」と前を向いた。
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