記事タイトル:グリーンとルークスが選ぶ2026-27シーズンの主役たち — MVP、DPOY、新人王からウォリアーズの未来まで
The Draymond Green Show(2026年10月20日配信)でドレイモンド・グリーンがNBA2026-27シーズンの開幕直前予想を語った。
The Hoop Collective(2026年10月23日配信)でティム・マクマホンが語った
チームネッツニックスティンバーウルブズブレイザーズウォリアーズレイカーズグリズリーズ

The Hoop Collective(2026年10月23日配信)でブライアン・ウィンドホーストがシーズン開幕2日間を総括した。
ゲストのアンソニー・スレイターとティム・マクマホンがロサンゼルスとダラスからそれぞれ参加し、レイカーズの開幕戦圧勝、ウォリアーズのポルジンギス問題、ティンバーウルブズのラメロ・ボール効果、ルーキーたちの苦戦、ブレイザーズのデイム復帰、そしてベテランエージェントのアンディ・ミラーが語ったケビン・ガーネットの歴史的減俸とコーチ契約の構造的問題まで、多岐にわたる話題を取り上げた。
レイカーズのウォーカー・ケスラーが開幕戦で衝撃的な数字を残した。フィールドゴール12本中12本成功、うち10本がダンク、5本はルカ・ドンチッチのアシストによるものだった。ウィンドホーストはケスラーの動きについて、毎ポゼッションでリムに向かって走る姿勢がトレーニングキャンプを通じて徹底的に叩き込まれたものだと指摘した。
「ウォーカー・ケッスルは完全に叩き込まれてますね。毎ポゼッション、ずっとリムに向かってどう走るかを考えてて、カットして走ってダンカースポットに立って」
— ブライアン・ウィンドホースト [11:11]
ケスラーがリムに走り続けることで、ディフェンスがビッグマンに張りつけばルカのためにレーンが空くという狙いがあり、スロベニアでのキャンプやトレーニングキャンプを通じて「とにかくゴールに向かえ、特にルカが動き出したら」と繰り返し言い聞かせてきた結果だとウィンドホーストは語った。マクマホンはルカがこれまでもデレック・ライブリー2世やダニエル・ギャフォードをキャリア最高の選手にしてきた実績を挙げ、7フィート2インチのケスラーがソルトレイクシティからLAまで「ガラスの上でも歩いて行く気だった」のはルカとのプレーを渇望していたからだと語った。
「ルカはデレック・ライブリー2世もダニエル・ギャフォードもキャリア最高の選手にしてきたじゃないですか」
— ティム・マクマホン [11:48]
ウィンドホーストは現在のNBAを「ビッグマンがいるかいないか、それだけ」と表現し、ビッグマンなしでウエストで本気のチームとして見せるのは非常に難しいと断じた。マクマホンもルカが「ちゃんとしたビッグを連れてきてくれ」と言い続けていた要望にレイカーズが唯一のキャップスペースで応えたと説明し、「できなかった、ごめんね」では通らない状況だったと同調した。
ウォリアーズのルーキー、ヤクセル・リンデンバーグがルカへのトラッシュトークで開幕2日目の話題をさらった。チームが35点差で大敗した試合にもかかわらず、ドラフト11位指名のルーキーがその日の主役になったとマクマホンは驚きを口にした。スレイターは、リンデンバーグをルカにマッチアップさせた結果について、オフボールでは集中を切らしがちな選手だが、スターにオンボールでつけると一変すると報告した。
「スターにオンボールでつけると目が覚めるんですよ。ルカを一対一のアイソレーションでディフェンスした場面は良かったって、チームも手応えを感じてました」
— アンソニー・スレイター [10:20]
ルカを1on1のアイソレーションで6本中1本に抑えた一方で、ヘルプディフェンスには課題が残った。ケスラーへのロブパスを何本も通された場面について、ウィンドホーストはリンデンバーグが「どっちつかずの場所にいた」と指摘した。リンデンバーグ本人も自分のディフェンスを「C-マイナス」と採点し、フランク・ヴォーゲルHCも「スキームをすべて覚えるのはかなりの急勾配の学習になる」と語ったという。スレイターは、今シーズンのウォリアーズが過去のロッタリーピック選手にはやってこなかった形でリンデンバーグに権限を与え、できるだけ早く成長させようとしていると伝えた。金曜日のグリズリーズ戦ではブーザーとの対決、土曜日のフェニックスではディロン・ブルックスとの対戦が控えており、リンデンバーグのトラッシュトークが続く舞台は整っている。

ウォリアーズのクリスタプス・ポルジンギスをめぐる状況が一気に表面化した。スレイターの報告によると、ポルジンギスはトレーニングキャンプの前日にGMマイク・ダンリービーJr.に電話し、健康問題に対処するため参加できないと伝えた。キャンプ開始後2週間でラスベガスでのミーティングに1度だけ顔を出し、マイク・ダンリービーJr.とリック・セレブリーニと会ったが、その後チームの施設を去り、戻っていない。
「キャンプ直前の段階でもう彼がバスケットボールから離れていくのは明らかでしたよね。健康上の問題を抱えていて、自分の将来について考えていた」
— アンソニー・スレイター [21:01]
契約面ではフリーエージェント前に昇給なしの特別な構造のエクステンションが結ばれており、12月15日を待たずに即トレード可能な状態にある。来シーズンの2000万ドルのうち保証額はわずか300万ドルで、引退を選べばその支払いすら不要になる可能性がある。マクマホンはポルジンギスの現状について、選手としてプレーする見込みがなく、トレードで動かすにしても純粋なサラリースロットとしてしか使えないと断言した。
「全くプレーしない前提で考えないといけない。選手としての価値はゼロで、単なるサラリースロットでしかないわけです」
— ティム・マクマホン [23:19]
スレイターはマイルス・ターナーの3年8340万ドルの契約を引き合いに出し、ポルジンギスの空の2000万ドルのエクスパイアリング・サラリーとどちらが価値があるかをリスナーに問いかけた。長期契約を引き受ければウォリアーズが語ってきた将来の柔軟性やマックスのキャップスペースが半減するという現実もあり、判断は容易ではない。
ポルジンギスのサラリーを使った補強について、マクマホンは「まずいところにバンドエイドを貼ろうとしないように」と警鐘を鳴らした。昨季プレーオフに出られなかったチームが、ステフ・カリー引退後の将来ピックを今季のプレーイン争いのために使うのは無理があると主張した。
「ウォリアーズはトレード1発で優勝争いのできるチームになれるわけじゃないでしょ、ステフがいても」
— ティム・マクマホン [27:16]
スレイターはウォリアーズがジミー・バトラーの復帰を待っていると説明した。GMダンリービーJr.はシカゴ時代にバトラーとプレーした経験からバトラーのメンタリティを深く信頼しており、バトラーの5600万ドルのサラリーが帳簿から消えることで生まれるキャップスペースを視野に入れている。ピックを付けたり劣った選手を引き受けたりする「絶望的な動き」を拒んできたのはそのためだとスレイターは語った。一方でステフ・カリー自身もセンター不在の現状に落ち着かない様子を見せており、スレイターがポルジンギスの状況について尋ねると、外交的に答えながらも「センターのポジションは本当に重要で、リムプロテクターが必要」と語り、ウォーカー・ケスラーがシャック以来最多のダンクをレイカーズの選手として記録した事実に触れて、ポルジンギスがいればという思いがにじんだとスレイターは伝えた。
ティンバーウルブズのラメロ・ボール獲得に対する元選手・現役選手たちの反応が話題に上った。ウィンドホーストはESPNで共演するアイマン・シャンパートやケンドリック・パーキンスの熱狂ぶりを紹介し、デマーカス・カズンズもポッドキャストで「ウルブズが今一番のお気に入りのチーム」と語っていたことを明かした。ウィンドホーストはウルブズを「あなたの好きな選手が好きなチーム」と形容した。
HCクリス・フィンチが「気難しさをはしゃぎに変えた(we traded moodiness for giddiness)」と語った言葉をウィンドホーストが紹介した。これはトレード噂でイライラしていたユリウス・ランドルへの当てこすりだという。マクマホンは、選手間でのラメロの人気とフロント・スカウト陣の評価には「かなりかけ離れた」ギャップがあると指摘した。一方で、アンソニー・エドワーズ本人がラメロを望んでおり、ボール運びの負担から解放されたことで明らかに活力を得ていると認めた。エドワーズは開幕戦でマイアミ相手に45得点を記録した。
「アントの幸福度を最優先にすること、それが今年のミネソタにとって絶対的な最優先事項だった」
— ティム・マクマホン [35:52]
マクマホンはルカの幸福度がLAの最優先だったのと同じ構図だと整理した。レイカーズはルカが求めていたビッグマンを手に入れ、ウルブズはエドワーズが求めていたポイントガードを手に入れた。どちらもそれ以外にできることは限られているが、スターが幸せで結果を出した開幕だったとマクマホンは総括した。エドワーズ自身もポイントガード役から解放されたことで「ボールを運ばなくていいなら、もともと自分があるべきディフェンダーとしての姿に全力を注げる」と語っており、攻守両面での活性化が見られた。

エージェントのアンディ・ミラーがライフト・スポーツ・マネジメントにCOOとして加入したニュースに絡め、ウィンドホーストがミラーの代表的クライアントだったケビン・ガーネットの契約史を掘り下げた。ガーネットは1999年のマックス契約導入以前からの既得権(祖父条項)を持ち、マックスを超える年俸を受け取ることが認められた数少ない選手だった。2003年頃、リーグ最高額の年俸2800万ドルから1600万ドルへ約40%の自主減額を受け入れた。しかもそのシーズンにMVPを獲得している。
「ティンバーウルブズが何年にもわたって勝てるチームを作れるようにすることでした。彼は本当にあの街を離れたくなかった、一つの場所に骨を埋めて最後まで戦い抜く、昔気質の人間ですから」
— アンディ・ミラー [53:49]
ミラーによると、チームの補強枠を作るために報酬の多くを繰延べにする形で合意した。将来の人生のさまざまな時点で回収できるように設計したが、その時点ではガーネットの懐に入らない仕組みだった。ミラーは減俸を思いとどまらせようとしたが、ガーネットは自分がやりたくないことは絶対にやらない人間で、やりたいようにやる中でいかにベストな条件を引き出すかが交渉の焦点になったと振り返った。ガーネットは当時26〜27歳で、数年後にはトレード要求でウルブズを去ることになるが、ミラーはガーネットのビジネスに対する成熟度を「時代を遥かに先取りしていた」と評価した。
「ビジネスに対する成熟度と視野という点で、彼は時代を遥かに先取りしていました」
— アンディ・ミラー [54:59]
結果的にガーネットはリーグ初の3億ドルプレイヤーになったとウィンドホーストは補足した。大幅な減俸を受け入れてもなお長いキャリアを通じて莫大な収入を得たことが、ガーネットの判断力と忍耐を裏付けている。
ブレイザーズがHCマイカ・ノリを実質1年契約で雇った件について、ミラーは「自分のクライアントに対してあのポジションの面接を受けさせなかった」と明かした。新オーナーのダンドンが契約の組み方について事前に方針を示しており、何が起きるか予測できていたためだという。
「17人の選手を抱えながらヘッドカウントを気にして、コーチの安定性を心配させるような状況です。それはちぐはぐなメッセージを発することになる」
— アンディ・ミラー [58:23]
ミラーはリーグ全体でロスター人数やコーチングスタッフが拡大し続けている時代に、コスト削減の方向へ動くことの危険性を訴えた。マッサージ師やトレーナーなどロードマネジメントに不可欠なスタッフを削れば、試合結果にも影響が出ると警鐘を鳴らした。さらにコーチ協会は選手会と異なり労働組合ではないため、リーグに対する交渉力が構造的に弱いと指摘した。
ウィンドホーストはPJ・カールソンがかつてブルックリン・ネッツの暫定HCに就いた際の記者会見でのエピソードを引き合いに出した。カールソンはキャリア終盤で次の仕事を気にする立場ではなく、率直に「HCが成功するには長い契約が必要で、選手がそれを知っている必要がある」と語ったという。組織のバックアップが見えない状況では選手からの敬意を得ることが一層難しくなるという趣旨で、ウィンドホーストもこれに同調した。ミラーはコーチがクビになっても次の仕事に移る循環があり、契約にはオフセット条項(仕事を探す努力の義務)があるため、オーナーの負担も実際には軽減されると付け加えた。
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