開幕直前、イースト混戦とサンダーの贅沢な悩みを総点検
The Kevin O'Connor Show(2026年10月19日配信)でケビン・オコナーが開幕直前のNBAを総点検した。
サンダーのインタビュー(2026年10月22日)でアイザイア・ハーテンシュタインが語った

Oklahoma City Thunder インタビュー(2026年10月22日配信)でアイザイア・ハーテンシュタインがナゲッツ戦への備えを語った。
開幕スパーズ戦でのディフェンス、ヨキッチを抑える鍵、NBA全体で進むダブルビッグへの回帰、チェット・ホルムグレンの仕上がり、自身のコンディション、スリーポイント量産の要因まで、シュートアラウンドで記者の質問に約6分間答えた。
開幕スパーズ戦で見せたチームディフェンスの要因を問われたハーテンシュタインは、チームに優れたディフェンダーが揃っていることを第一に挙げた。短いトレーニングキャンプにもかかわらず開幕から強度を保てた背景には、試合を通じてチェット・ホルムグレン、ハーテンシュタイン自身、ジェイレン・ウィリアムズ(J-ウィル)と多彩なマッチアップを使い分けられる層の厚さがあった。単に1人のエースディフェンダーに頼るのではなく、複数の選手を当てられる柔軟性がサンダーの武器だと説明した。とりわけホルムグレンの貢献を強調した。
「チェットが最初から本当によかった、準備万端で臨んでいた。彼がトーンを作ってくれた感じです」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [00:20]
ホルムグレンが試合の入りからディフェンスの基準を示したことで、チーム全体の強度が引き上げられたとハーテンシュタインは評価した。準備と個々の質、そしてマッチアップの多様さという3つの要素が、開幕直後のディフェンスを支えたという見方を示した。
ナゲッツ戦を控え、ニコラ・ヨキッチへの対策について聞かれたハーテンシュタインは、最も大事な要素として「ディシプリン(規律)」を挙げた。ナゲッツとの対戦を「いつも最高のマッチアップ」と表現し、タフな戦いになることを見据えながらもワクワクしていると語った。何度も対戦してきた経験から、ヨキッチの賢さを熟知しているからこそ、少しでも気を抜けば罰せられるという認識がある。
「あれだけ賢い選手は、ちょっとでも気を抜いたらすぐにやられる。俺たちは何度も対戦してきて、彼への敬意も持っている」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [00:55]
規律を欠けば必ず罰してくる相手だからこそ、やるべきことを徹底するだけだとハーテンシュタインは強調した。シーズン序盤にスパーズ、ナゲッツという強敵と続けて当たる日程についても、どの試合でも正しいアプローチで臨むことが過去数年の成功の理由だと付け加えた。
「どんな試合であっても、正しいアプローチで臨みたいというのはあります。それが過去数年間、俺たちをこれだけ結果につなげてきた理由だと思うので」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [02:28]
相手がどこであろうと目の前の一戦に集中するという姿勢が、サンダーの安定した成績を支えてきたとハーテンシュタインは位置づけた。シーズン序盤にこうした挑戦があることを前向きにとらえていた。
NBA全体でフロントコートの層が厚くなっていることについて、ハーテンシュタインは興味深い分析を展開した。ビッグマンに求められるスキルが多様化しており、シュートだけ打てる選手を探す時代は終わったと指摘した。インサイドでプレーできること、アクションを作り出せることが現代のビッグマンには求められている。
「みんなゴールデンステートのスモールボールを真似しようとしていたけど、実際には全然スモールじゃなかった。KDは6フィート11インチで、ドレイモンドは6フィート9インチ、イグダーラもいた」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [01:36]
各チームがウォリアーズのスモールボールをコピーしようとした流れを振り返りつつ、実際にはケビン・デュラント(6フィート11インチ)やドレイモンド・グリーン(6フィート9インチ)がいたのだから本当のスモールボールではなかったと分析した。今はスキルのあるダブルビッグの時代に戻りつつあるという見方を示した。
ダブルビッグが機能するにはガードの前に座れるバーサタイルさが不可欠かという質問に対して、複数のことができなければ重くなるだけだと答えた。
「動けないビッグを二人並べたり、アクションを作れない選手を並べてもぎこちなくなるだけ。だからバランスが大事で、うちのビッグは全員いろんなことができる」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [04:29]
サンダーのビッグ陣についても、ホルムグレン、J-ウィル、アデイ、ハーテンシュタイン自身と全員が多彩なプレーをこなせると胸を張った。ケンリッチ・ウィリアムズ(K-リッチ)も「もうビッグじゃないけど」と笑いつつ名前を挙げ、かつて多彩なプレーができた選手としてロスター全体のオールラウンドさを強調した。
チェット・ホルムグレンのシーズン序盤のパフォーマンスについて聞かれると、ハーテンシュタインはその仕上がりの早さを称えた。サマーリーグからスペイン代表としての活動と長い夏を過ごしたホルムグレンは、多くの試合をこなした状態でシーズンに入っている。チームメイトの何人かがまだ調子を戻しているのに対し、ホルムグレンは開幕直後からミッドシーズン級のコンディションにあるとハーテンシュタインは評価した。
「彼はもうミッドシーズンみたいな状態で来ている。あれだけゲームをこなしてきたわけだから」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [02:54]
サンダーのスタッフがサマーリーグ後にスペインまで帯同してホルムグレンの準備を整えた点も「本当によかった」と称えた。組織として選手のコンディション管理に力を入れていることがうかがえる。
一方でハーテンシュタイン自身は、長いリハビリの夏を経て今は体を戻している段階にあると率直に明かした。スパーズ戦後にスプリントの練習をしていた姿を記者に指摘されてのコメントだった。
「長いリハビリの夏だったので、今はただ体を戻しているところです。それが一番大事なこと。この期間は自分に少し余裕を持って、そこから積み上げていくだけです」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [03:32]
焦らず自分に猶予を与えながらコンディションを上げていく方針を示した。ホルムグレンがすでにトップギアに入っている一方で、ハーテンシュタインは自分のペースで積み上げるという対照的な立ち位置を率直に語った。
開幕戦で質の高いスリーポイントを量産できた理由について、ハーテンシュタインは2つの要因を挙げた。1つはシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)が常に相手ディフェンスに緊張感(テンション)を与えること。もう1つはジェイレン・ウィリアムズのボールのないところでの動きだった。SGAがディフェンスの注意を引きつけている間に、ウィリアムズがオフボールで動いてオープンルックを見つけ出す。その繰り返しが質の高いスリーポイントの場面を生んだという説明だった。
「ジャレッドがボールを持ったら、どこから打ってもいいショットだって信頼できますし、チーム全員がそう思っています」
— アイザイア・ハーテンシュタイン [05:12]
ウィリアムズのシュートへの信頼については、記者に「パスしてほしくない?」と振られると「俺がパスを出すときは、もう打ってくれって感じ。アシストもらえるし」とジョークを交えつつ、全幅の信頼を見せた。チーム全体がウィリアムズのショットセレクションを信じていることが、オフェンスの好循環を生んでいるとハーテンシュタインは示した。
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