The Hoop Collective、マニラから81分のQ&A――レブロンの"ニックス志望"からエプロン時代のチーム構築まで
The Hoop Collective(2026年10月7日配信)でブライアン・ウィンドホーストとティム・マクマホンがNBAの注目トピックを語った。
The Kevin O'Connor Show(2026年10月19日配信)でグラント・リフマンが語った
チームセルティックスネッツニックスシクサーズキャバリアーズピストンズホークスホーネッツナゲッツサンダーウォリアーズクリッパーズスパーズ
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The Kevin O'Connor Show(2026年10月19日配信)でケビン・オコナーが開幕直前のNBAを総点検した。
NBCスポーツのインサイダー、グラント・リフマンをゲストに迎え、ケイソン・ウォレスの大型契約からイースト勢力図、ウェンバンヤマのMVP候補、ファイナル予想まで12の疑問を語り尽くした。
ケイソン・ウォレスがオクラホマシティ・サンダーと5年1億3900万ドルのルーキーエクステンションで合意した。オコナーはウォレスにとって安定を得る賢明な選択であり、サンダー側もリーグ屈指のディフェンダーを確保できたと評価した。リフマンもこの契約を「中立的」と位置づけつつ、オフェンスで大きくステップアップしない限り契約を超える価値にはならないと分析した。
「OKCは彼を必要としていて、彼は重要な選手で、チームはチャンピオンシップを狙っている。だから契約を成立させた」
— グラント・リフマン [02:28]
ただしこの契約で、サンダーのサラリー問題へのカウントダウンが始まった。オコナーによれば、27-28シーズンにはSGA、チェット・ホルムグレン、ジェイレン・ウィリアムズ、J-Dub、アイザイア・ハーテンスタイン、ウォレス、アレックス・カルーソの7人が年俸2000万ドル超となり、セカンドエプロン圏に突入する。1〜2人の放出は避けられず、ルーキーのダイモン・アダイの成長次第ではハーテンスタイン(年俸2500万ドル)が最も出されやすいとオコナーは予想した。リフマンはAJミッチェルが今年と来年で年俸約280万ドルという格安契約だからこそ現状を維持できていると指摘し、この契約が切れるときにさらに大きな問題が訪れると補足した。
「AJ・ミッチェル、あの契約で持っていられるなんてOKCは本当にラッキーだよ」
— グラント・リフマン [06:00]
今夜のルーキーエクステンション期限を前に、アンソニー・ブラックがファンの「行かないで」というコメントに「俺が決めることじゃないよ」と返答したエピソードをオコナーが紹介した。エプロンルール下でチームがマックス契約を気軽に出せなくなった現状を象徴する場面だと位置づけた。リフマンはアトランタ・ホークスのフロントオフィスに在籍していた当時を振り返り、新CBAが施行された衝撃を語った。
「かなりの出費が見込まれる計画でした。そこに新しいCBAが発効して、『え、どういうこと?』ってなって」
— グラント・リフマン [12:21]
クリッパーズやウォリアーズのように他チームより多く使えるモデルが崩壊し、5〜7年がかりで積み上げた戦略が一瞬でひっくり返ったという。中でも最大の変化として、アンライクリー・ボーナスがエプロン計算に含まれるようになった点を挙げた。以前なら実質カウントされない2000万ドルのボーナスを上乗せして契約総額を大きく見せる手法が使えたが、今はすべてカウントされるため数字の出し方が根本から変わった。ブランドン・ミラーのエクステンションが今夜最大の注目であり、怪我の懸念とアイソレーション・ピック&ロールでの低効率を考えると、ホーネッツ側はフルマックスを出す前に今季のブレイクを証明してほしいと考えているはずだとオコナーは分析した。
今季のイーストでプレーオフを逃すチームはどこかという問いに対し、リフマンは「言いたくないが、怪我次第になるかもしれない」と答えた。ホーネッツは昨季後半にNBA上位3チーム級のパフォーマンスを見せたが選手の成長頼みでワイルドカード、ピストンズはケイド・カニンガム頼みで停滞感があると指摘した。
「個人的には、ピストンズには少し厳しい見方をしてて。ケイド・カニンガムは大好きだし、本物のスタッドだと思う。でも、あそこには何か停滞感みたいなものを感じてしまって」
— グラント・リフマン [21:15]
リフマンはピストンズの課題として、セカンドスコアラーとセカンドプレーメーカーの不在を挙げた。昨季のプレーオフではトバイアス・ハリスがチームを支えたが退団済みで、オフシーズンにその穴を埋める補強がなかった。トレードデッドラインで動く力はあるが、シーズン中のトレードはオフより遥かに難しいと警告した。オコナーはイースト全体を見渡し、マイアミはヤニスが離脱すればプレーイン常連に逆戻り、デトロイトはケイドが倒れれば底が抜けると述べ、一人のスター依存のリスクを強調した。
オコナーが今季最も読めないチームとしてクリーブランド・キャバリアーズを挙げた。ジェームズ・ハーデン、ドノバン・ミッチェル、エバン・モブリー、ジャレット・アレン、ペイトン・ワトソンとスターティング5の名前だけ見れば強力だが、ワトソン獲得のために放出した戦力が層の薄さを生んだ懸念がある。
「ハーデンが年齢とともに5%落ちたら、7シードや9シードになって、プレーインでの戦いを強いられることも十分ありえる」
— ケビン・オコナー [24:39]
リフマンはレギュラーシーズンに限れば1シードも可能だと見ている。連携の積み重ねがあり、毎晩安定して強いチームを作ることに長けているからだという。しかしプレーオフで一段階上に行けるかはモブリー次第だと断言した。ディフェンスではすでにチームの差をつける存在だが、オフェンスでプレーオフになるとチームが停滞してしまう。モブリーが攻撃面で飛躍を見せなければ、キャブスはレギュラーシーズンの王者止まりだと見ている。
オコナーはニックスの契約問題がチームの集中力に影響する可能性を指摘した。カール・アンソニー・タウンズへのフルマックス契約の是非、ジョシュ・ハートがアレックス・カルーソ以上の年俸を要求している件が編成を圧迫しうるという見方を示した。リフマンはミッチェル・ロビンソンを放出してセカンドエプロンを回避した判断に「がっかりした」と率直に語った。
「あのタイミングこそミッチェル・ロビンソンとかとセカンドエプロンに踏み込んで勝負をかける絶好のチャンスだったと思う」
— グラント・リフマン [36:47]
オコナーはNFLのペイトリオッツを例に出し、プロボウル選手でも財政的な理由で入れ替え続けた運営が20年の王朝を支えたと論じた。選手もフロント的視点でセカンドエプロン下の現実を理解すべき時代であり、KATの年俸が5000万ドルか5700万ドルかはチームの勝敗に絶大な差を生むと主張した。リフマンも選手が多くの報酬を求めること自体は責めないとしつつ、タイトルを狙えるチャンスがあるなら多少の出費は受け入れるべきだという立場を示し、サンダーがセカンドエプロンを見越しながらも主力を確保し続けている姿勢を引き合いに出した。
最もプレッシャーのかかるスターとしてリフマンはニコラ・ヨキッチを挙げた。今季の結果次第でデンバー・ナゲッツのフランチャイズの方向性が決まり、スパーズやサンダーに正式に追い越されたかが問われるシーズンになると位置づけた。
「『スパーズとサンダーにもう正式に追い越されたのか?今シーズンで明らかになる。デンバーはもうこれらのチームに抜かれたのか?』という話で」
— グラント・リフマン [47:19]
オコナーはジョエル・エンビードを挙げた。レブロン・ジェームズ、タイリース・マクシー、ジェイレン・ブラウンと組む76ersでファイナル優勝を目指すシーズンだが、エンビードは「犠牲という概念には反対だ」と発言している。オコナーはこれに対し、高ボールユセージの選手が複数いるチームではユセージの分配は不可避であり、言葉の使い方がどうあれ犠牲は必要だと反論した。リフマンはエンビードの発言をポジティブに解釈しようとしつつも、2016年にケビン・デュラントがウォリアーズに加入した際のクレイ・トンプソンの発言を引き合いに出し、トンプソンは高ボールユセージの選手ではなかったがシクサーズには高ボールユセージの選手が複数いると違いを指摘した。健康維持と犠牲の両面でエンビードへの圧力は大きい。
プレシーズンで信じられる成長としてリフマンはゴールデンステート・ウォリアーズのヤクセル・レンデボーグを挙げ、新人王候補2位(1位はカム・ブーザー)と評価した。ウォリアーズでセカンダリースコアラーになりうる立場にあり、毎晩安定して数字を残せるチャンスがあるという。
「成熟度とかゲームを落ち着かせる能力という意味では、ヤクセルは本物だと思う」
— グラント・リフマン [55:16]
年齢を理由に「もうこれが全て」と見る向きに対し、リフマンはジェイレン・ブランソンのように年を重ねるごとにレベルアップした遅咲きの例を出して反論した。オコナーも、スティーブ・カーがルーキーを使える実力があれば起用する指揮官だと補足した。
シーズン終了時にリーグ最高の選手と広く認められるのはビクター・ウェンバンヤマだと両者の見方は一致した。リフマンは健康であればウェンバンヤマはすでにリーグ最高の選手だと断言し、ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーはウェンバンヤマがいる限り他の選手が獲れないほどの圧倒的な守備インパクトだと語った。
「健康な状態なら、彼はすでにリーグ最高の選手だと思う。シーズン終わりまでに他のみんなにもそれが伝わってほしいな」
— グラント・リフマン [66:03]
オコナーはウェンバンヤマが今季MVPを獲ると予想しつつ、唯一の懸念は65試合の出場基準を達成できるかどうかだと付け加えた。
ファイナル予想でオコナーはサンダー対セルティックスを挙げ、サンダーが優勝すると予想した。昨季はオールNBA・オールディフェンシブのジェイレン・ウィリアムズ抜きでスパーズとゲーム7まで戦い、ルー・ドルトやアイザイア・ジョーを失いながらもファイナルに到達した。今季はJWの復帰に加え、AJミッチェルやウォレスがより多くの出場時間を得ることでチーム全体が強化されるという見立てだった。
「J-ダブこそがリーグで彼がここまで重要な選手たる理由で、彼がするすべてのことだけじゃなく、スコアラーとしてゴー・ツー・ガイであるってことが大事なんだよ」
— グラント・リフマン [71:09]
リフマンもサンダー優勝を支持し、相手はニックスと予想した。JW不在時にチェット・ホルムグレンがセカンドスコアラーを担わされて苦しんだが、JWが戻ればチェットは本来の役割に専念でき、プレッシャーから解放されると分析した。セルティックスについてはレギュラーシーズンで非常に強いとしつつも、プレーオフでゲームがシステマティックになったときに対応策への不安が残ると述べた。83分に及ぶエピソードは、開幕直前のNBAがいかに混戦で予測困難かを浮き彫りにした。
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