2023年ドラフト組の延長交渉が大詰め、ミラーやポジェムスキーら4選手が候補とステイン報道
2023年ドラフト組のルーキースケール延長期限が10月19日に迫る。マーク・スタインはミラー、ブラック、ウォレス、ポジェムスキーの4選手を有力候補に挙げた。
ウェンバンヤマだけが最大契約、エプロン時代の影響か
チームスパーズホーネッツロケッツジャズピストンズサンダーウォリアーズ

NBAのルーキースケール延長期限が20日に到来し、2023年ドラフト1巡目指名選手のうち7人が延長契約を締結した。最大契約はウェンバンヤマだけで、2018年以来最少の件数となった。
2023年ドラフト1巡目指名選手を対象とするルーキースケール延長の期限が、米東部時間20日午後6時(日本時間21日午前7時)に到来した。Hoops Rumorsによると、期限までに延長契約を結んだのは7選手にとどまり、2018年の5人以来最も少ない件数となった。2019年から2025年までは毎年9人以上が延長しており、今年は明らかな減少傾向を示している。
最大契約(マックス)での延長はスパーズのビクター・ウェンバンヤマただ1人で、2017年以降で複数のマックス延長がなかった年は初めてとなる。ウェンバンヤマの契約は5年で、2027-28シーズンのサラリーキャップを1億7400万ドルと仮定した場合、推定総額は約2億5520万ドルに達する。
延長を結んだ7選手と条件は以下のとおりである。ウェンバンヤマ(スパーズ)が5年マックス(推定約2億5520万ドル、5年目プレイヤーオプション、トレードキッカー15%)。ブランドン・ミラー(ホーネッツ)が5年約2億880万ドル。エイメン・トンプソン(ロケッツ)が5年2億800万ドル(トレードキッカー10%)。キーオンテ・ジョージ(ジャズ)が5年1億5500万ドル(うち250万ドルがインセンティブ)。オーサー・トンプソン(ピストンズ)が5年1億5500万ドル。ケイソン・ウォレス(サンダー)が5年1億3500万ドル(うち400万ドルがインセンティブ)。ブランディン・ポジェムスキー(ウォリアーズ)が5年1億1000万ドル(5年目は双方オプション、トレードキッカー付き)。なお、ミラーとウォレスの契約は正確な詳細がまだ確認されていない。
ミラーやエイメン・トンプソンのように将来性の高い選手でもマックスに遠く及ばない金額で合意した点について、Hoops Rumorsはエプロン関連の制限を意識した球団側の慎重な姿勢が背景にあると分析している。ウェンバンヤマ自身も、来季オールNBA選出時に推定総額が約3億600万ドルまで膨らむローズ・ルール条項をあえて含めない形で合意しており、球団とのバランスを取った格好である。
今年の7件すべてが5年の完全保証契約だった点も特徴的である。例年は4年契約やチームオプション付きの短い延長も散見されるが、今年はそうした契約が1件もなかった。一方、インセンティブについては近年のエプロン計算への影響から敬遠される傾向にあったが、ジャズとサンダーはそれぞれジョージとウォレスの契約に含めており、例外的な動きとなった。
RealGMが伝えたマーク・スタインの報道によると、マジックはアンソニー・ブラックの延長を見送る方針で、ペイロール上の事情が理由とされる。ただしトレードも検討しておらず、ブラックは来夏に制限付きFAとなる見通しである。延長に至らなかった選手たちは、来季終了後にクオリファイング・オファーを経て制限付きFAとしての交渉に臨むことになる。
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