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ドーランへの批判受けニックスが声明

ニックスが従業員275人に総額370万ドル超のリングを配布へ、偽メールの騒動を釈明

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チームニックス

ニックスは優勝リングの配布計画をめぐる批判を受け、275人以上に総額370万ドル超相当のリングや記念品を贈ると声明を発表した。一方でリングを餌にしたフィッシング訓練メールも問題となっている。

ニューヨーク・ニックスは24日までに、優勝リングの配布計画に関する声明を発表した。選手やコーチ、従業員を含む275人以上に対し、総額370万ドル(約5億5000万円)を超えるリングや記念ジュエリーを贈るとしている。オーナーのジェームズ・ドーランに対しSNS上で批判が集中したことを受けた対応である。

発端となったのは、ニックスがアシスタントコーチ陣に優勝リングをまだ渡していないとの報道だった。NYニックスのステファン・ボンディ記者によると、22日のホーム開幕戦で行われたセレモニーでは、トップアシスタントのクリス・ジェント、リック・ブランソン、ブレンダン・オコナーに空の箱が手渡されたという。

フィッシング訓練メールが火に油

リング配布の問題と同時期に、球団が従業員に送ったフィッシング訓練メールも騒動となった。球団のフロントオフィス担当者がサイバーセキュリティ研修への参加を装ったメールを送り、従業員を実際に会場へ向かわせたと報じられている。

球団はこのメールについて「ハッカー対策としてフィッシング攻撃を模擬したもの」と説明した。MSGは最近、従業員のログイン情報を悪用したハッキングと恐喝の被害を受けており、その対策の一環だったとしている。ただし球団の広報担当者は「リングを餌にして従業員の注意を引いたのは不適切な判断だった」と認めた。

53年ぶり優勝の裏で広がる不信感

ニックスは53年ぶりのNBA制覇を果たし、22日のホーム開幕戦では優勝バナーの掲揚式典が行われた。しかし、従業員への待遇をめぐる報道がこの歴史的な夜に影を落とす形となった。ファンからはドーランに対し、優勝に貢献したスタッフへの感謝が欠けているとの批判が相次いだ。

リーグ関係者によると、アシスタントコーチ全員へのリング配布は当初から計画されており、ジェントらには「間もなく」本物のリングが届くとされる。また、元ニックスのアリエル・フクポルティは22日の試合に76ersの一員として来場し、その場でリングを受け取った。一方、同じく昨季の優勝メンバーであるミッチェル・ロビンソンは現在セルティックスに所属しており、2027年3月にニックスがセルティックスをホームに迎える試合まで待つことになるという。

MSGは今夏、データ流出をめぐる訴訟も抱えている。優勝の喜びとは裏腹に、球団運営に対する従業員やファンの信頼が揺らぐ状況が続いている。

X の投稿 / ベグリー記者によるニックスのリング配布関連報道