シクサーズの29点差逆転劇、SGAが自ら記録を止めた夜、ブラウンがテイタムに「キャップ」と言い放った理由
Gil's Arena(2026年10月23日配信)でギルバート・アリーナスがNBA開幕週の注目トピックを語った。
The Hoop Collective(2026年10月21日配信)でティム・マクマホンが語った
チームセルティックスニックスピストンズサンダーサンズスパーズ

The Hoop Collective(2026年10月21日配信)でブライアン・ウィンドホーストが開幕戦トリプルヘッダーを振り返った。
ティム・マクマホンとともに76ers対ニックス、セルティックス対ピストンズ、サンダー対スパーズの3試合を分析し、サンズオーナーのマット・イシュビアをゲストに迎えてエクスパンションやNBAヨーロッパ、チーム構築の方針についても語り合った。
76ersがマディソン・スクエア・ガーデンでニックスを倒した試合について、ウィンドホーストは「レブロンとエンビードの両方がオフェンスで振るわなかったのに勝った」点に注目した。2人は合計28本中9本しか決められなかったが、合わせて13アシストを記録しボールを動かし続けた。マクマホンはエンビードについて「得点こそ多くなかったが、パスも含めてボールムーブはよかった」と評価し、ショートロールからのプレーなど判断面を褒めた。さらにマクマホンはジェイレン・ブラウンの話題を持ち出した。
「ジェイレン・ブラウンはトレードされてから無敗で、セルティックスは勝ちなしというわけですね。」
— ティム・マクマホン [01:34]
ウィンドホーストはジェイレン・ブラウンが19得点(シュート14本)、ベンチからアンファニー・シモンズが13得点とスリーを複数本決めたことを挙げ、突出した選手がいなくても多彩な攻め手で勝ちきれるチームだと分析した。タイリース・マクシーも第4クォーター終盤にスチールからのバスケットを決めてリードを広げた。
「76ersについて一番言いたいのは、エラーマージンのことです。エラーマージンが大きいチームの典型が、今夜見ているサンダーです。それが彼らが勝ち続けられる理由の一つです」
— ブライアン・ウィンドホースト [05:05]
一方でウィンドホーストはレブロンの出場時間34分とセンター起用の持続性に懸念を示し、マクマホンも「82試合それはできない」と即座に同意した。エースが不発でもアウェーで勝てたことが、このロスターの厚みを示す最初のサインとなった。
ウィンドホーストがとくに強調したのはレブロンのディフェンス面での貢献だった。76ersはセンターの層が薄く、アデム・ボナはケガから復帰したばかり、アリエル・フクポルティは今季全休が決まっている。そのためレブロンを何十ものポゼッションでディフェンシブセンターとして起用し、エンビードがコートにいる時間帯でもレブロンをセンターに置いた。コア戦略の一つとして、エンビードをジョシュ・ハートにぶつけ、レブロンにカール・アンソニー・タウンズを守らせる形を採った。
「試合終盤、もう30分以上プレーしているのに、ゴールすぐ前に入ってマカイ・ブリッジスのレイアップに触れてブロックした場面。個人的にはあれが試合最大のストップだったと思います」
— ティム・マクマホン [03:49]
マクマホンはレブロンについて、コミュニケーターとしての頭脳、相手にぶつかれるフィジカル、そして今なお爆発的な跳躍力を持つアスリートだと評した。クラッチタイムにゴール前に入ってシュートをスワットできる点を強調し、ディフェンシブセンターとしてのレブロンの可能性を高く見積もった。
ニックス側はカール・アンソニー・タウンズがファウルトラブルで24分しか出場できず、シュートは9本にとどまった。昨季プレーオフではタウンズが1試合平均ほぼ8アシストを記録し、オフェンスのハブとして機能していたが、今回はその役割がまったく見られなかった。ウィンドホーストは「スターターの中で唯一オフェンスで機能していたのに9本というのはちょっと」と指摘し、ニックスのオフェンスの停滞がシュート成功率37%という数字に表れたと結論づけた。
セルティックス対ピストンズ戦では、ポール・ジョージがセルティックスデビュー戦で球団記録の38得点・3ポイント7本を記録した。しかし第4クォーターにピストンズが23-0のランを仕掛けて逆転し、セルティックスは敗北を喫した。流れを変えたのはジャバンテ・グリーンで、3ポイント8本中5本と爆発した。ロン・ホランド2世はローテーションの出番がなくなりベンチでタオルを振っていたとマクマホンは伝えた。
「この試合の流れを変えたのは彼でしたよ。エナジー系の選手で、ディフェンス系の選手で、3ポイントを打ちたいなら打たせておこうかという感じの選手ですよね。それが完全に爆発して、3ポイント8本中5本成功」
— ティム・マクマホン [15:33]
一方のジェイソン・テイタムは23本中6本、3ポイントは7本すべて外し、38分出場でフリースローがたった1本だった。ウィンドホーストは「テイタムがいつものゲームをしていれば結果は違っていたかもしれない」と述べた。テイタムはアシスト11本とプレーメーカーとしては機能したが、シュート成功率の低さをカバーしきれなかった。
ジェイレン・デュレンは2億ドル契約後の初戦で22得点9リバウンド(13本中8本成功)と好スタートを切り、ケイド・カニンガムも22得点8アシストを記録した。ウィンドホーストはミッチェル・ロビンソンのセルティックス初戦にも触れ、18分でオフェンスリバウンドがたった1本と期待外れの内容だったと指摘した。序盤に足首を痛めた影響もあるとマクマホンは補足したが、ポゼッションを生み出す役割が果たせなかったのは事実だった。
「セルティックスはこのデプスをフルに使って、高いエネルギーで戦いたいんです。もう一つ、ミッチェル・ロビンソンのセルティックス初戦、18分でオフェンスリバウンドがたった1本」
— ブライアン・ウィンドホースト [17:26]
ウィンドホーストはロビンソンにポゼッション・ジェネレーターになってほしいという期待が、この試合ではまったく満たされなかったと結論づけた。
番組にはサンズオーナーのマット・イシュビアがゲストとして登場した。ウィンドホーストがエクスパンションへの賛否を尋ねると、イシュビアは明確に支持を表明した。ラスベガスは「絶対に必要なマーケット」であり、シアトルやメキシコシティも候補として、30チームから32チームへの拡大はゲームの成長につながると主張した。フェニックスに近いラスベガスへの拡張も歓迎する姿勢を示した。
「お金は成功についてくるものであって、逆じゃないですから。だからまず正しいことをしよう、ゲームを成長させよう、ヨーロッパにも広げよう、あらゆる場所で広げよう、という発想です」
— マット・イシュビア [27:55]
NBAヨーロッパについても「NBAの競合ではなくて、むしろ世界第2位のリーグにする方法」だと語った。副コミッショナーのマーク・テータムが2027年10月の開始を事実上明言したことをウィンドホーストが伝えると、イシュビアはバスケットボール全体の将来像として長期的な視点を強調した。
「短期的に考えるんじゃなくて、長期的に考えないといけない。20年後に最もグローバルで支配的なゲームになるための成長、計画、世界中でのさらなる発展を今から描いていく必要がある」
— マット・イシュビア [29:00]
ウィンドホーストは別のオーナーもまったく同じ「長期投資」の視点を語っていたことを紹介し、自力でビジネスを築いた起業家タイプのオーナーたちがこうした新規投資を支持している構図を指摘した。
イシュビアはチーム構築の変遷についても率直に語った。オーナーになった当初は「お金を出して『さあやろうぜ』と言うだけだった」と振り返り、それがうまくいかなかったことを明確に認めた。ケビン・デュラントがSNSでイシュビアのコメントに反応した一件についても触れ、デュラントは動画の文脈を見ずにコメントしたと説明した。
「オーナーになったばかりの頃は正直うまくやれていなかったですよね、お金を出して「さあやろうぜ」と言うだけだった。今はアイデンティティが組織全体に一貫していて、それを積み上げていきます」
— マット・イシュビア [34:43]
オフシーズンにはマイルズ・ブリッジズを1年以上前からターゲットにしていたと明かし、ディロン・ブルックスとのフロントライン構成に手応えを語った。ウィンドホーストが「サンズにはドラフトピックがない」という世間の見方に触れると、イシュビアは直近3年間は指名権がなかっただけで今後4年間は持っていると反論し、ドラフトで獲得した若手の成長にも自信を見せた。
デビン・ブッカーとの残り4年の契約について問われると「現実的な目標はチャンピオンシップを争うこと」と明言した。プレーオフ1回戦を勝ち、カンファレンスのベスト4に進めば、マッチアップや怪我の状況次第でチャンスが生まれるという考え方を示した。今季はタンキング廃止の影響で「フリーウィン」がなくなり、45勝が昨季の50勝に相当するシーズンになるというウィンドホーストの見解にも同意した。
「45勝は本当に素晴らしいシーズンですよ。とてつもなく厳しくなると思います。去年なら50〜52勝が4〜5〜6シードだったところが、今年は45勝でそのレベルになるかもしれない」
— マット・イシュビア [39:39]
イシュビアはアダム・シルバーがタンキングを排除した功績を認め、全チームが勝利を目指す今季の競争の激しさを強調した。
サンダーがスパーズに116-104で勝利した試合では、チェット・ホルムグレンの復活が目立った。マクマホンは「ボックススコアの数字よりずっと印象的だった」と評した。14得点7リバウンド4ブロックという数字以上に、ウェスタン・カンファレンスファイナルでの不振を払拭するように積極的にプレーし、ビクター・ウェンバンヤマの主要ディフェンダーとして機能した。
「でも単純な事実として、ウェンビィは非常に才能のあるオフェンスプレーヤーではあるけど、まだかなり粗削りで発展途上だし、かなりの波がある。今のところ、まだ得意なゴー・トゥ・ムーブがないんだよね」
— ティム・マクマホン [49:40]
ウェンバンヤマは1-13と低調で、最初の11本を外した。試合後には「優柔不断で考えすぎた」と自ら振り返った。マクマホンはウェンバンヤマが序盤に欲張っていたと分析し、ウイングでチェットを相手にアイソレーションで仕掛けようとして足を刻みすぎてトラベリングになった場面を例に挙げた。ウィンドホーストはサンダーが昨季レギュラーシーズンとプレーオフを合わせてスパーズに12試合中8敗を喫していた事実を挙げ、この対戦への執念を語った。ルーキーのアジ・マラもデビュー戦でウェンバンヤマのショットをブロックし、逆サイドでダンクを叩き込んで存在感を示した。マクマホンは「サンダーにまた一人すごいやつが加わった」と評価した。
「マケインは素晴らしいシューターであるだけじゃなく、0/8だろうと6/8だろうと驚くほど自信に満ちたシューターで、さらに小さなスペースを見つけるのも上手い」
— ティム・マクマホン [52:38]
ジャレッド・マケインもベンチから3ポイント8本中6本で活躍した。マクマホンによれば、マケインはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーやジェイレン・ウィリアムズといったクリエイターとプレーする際にスペースを見つける能力が高く、昨季のプレーオフでアイザイア・ジョーを上回る存在になっていたことが、今夏のジョー放出を「簡単な決断」にしたと説明した。
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